無題

こんにちは。今回は
  • 「制定しよう 放射能汚染防止法」(山本行雄著、星雲社)
  • 「第1章 総理! 逃げた後はどうなりますか」
  • 「1‐01原子力総合防災訓練 実際起きたらどうなりますか」
  • についてお話したいと思います。
  • 原子力総合防災訓練
  • 実施の資料を読んでみると肝心なところが出てきません。何かと言いますと・・。

    滋賀原発防災訓練

    まずは本で紹介されている滋賀原発防災訓練についてです。2号機が定格出力運転中、石川県で震度6強の地震が発生、全面緊急事態に陥ります。緊急事態宣言が発令され内閣総理大臣を長とする原子力防災会議が発足し、屋内退避指示や緊急輸送、避難の実施、ヨウ素剤配付などといった想定で訓練は2日間の予定で行われたそうです。で、その以降の対応はというと、なんとそれがありません。福島第一原子力発電所の事故で明らかになったように、過酷な原発事故が起これば避難など事故当時の対応の後には広範囲に及ぶ汚染の問題が起こります。そして健康被害や地域崩壊。実際起きたらその後に起こる様々な過酷な現実に対しての対応の訓練といったたぐいのものが出てこないのです。予想される被害や被害対策や汚染者や監督者の責任など、あとの事は何も考えていないかのようです。

    平成28年度原子力総合防災訓練 : 原子力防災 - 内閣府

    ここでは、
    平成28年度原子力総合防災訓練 : 原子力防災 - 内閣府

    のサイトをご案内しておきます。見て頂ければわかると思いますが、それらの対応についての訓練がいくら読んでも出てこないのです。