こんにちは。今回は
  • 「制定しよう 放射能汚染防止法」(山本行雄著、星雲社)
  • 「第4章 あらかじめ知っておこう 公害法のイメージ」
  • 「4‐03 規制基準と環境基準という二段階構造を知る」
  • についてお話してみたいと思います。公害に向き合う姿勢とはなんでしょうかというお話です。

    規制基準と環境基準

  • 規制基準
  • 法的強制力の伴う基準。違反は罰則や行政処分。
  • 環境基準
  • 強制力のない基準。政策的に「維持されることが望ましいい」基準。

    例えば水質汚濁防止法はこんな感じです。

    カドミウム  環境基準 リットル0.003㎎以下 規制基準 リットル0.03㎎

    PCB     環境基準 検出されない事    規制基準 リットル0.0003㎎

    アルギル水銀 環境基準 検出されない事    規制基準 検出されない事


    規制基準は環境基準の補助手段ではない

    環境基準は規制基準より目標値が高いので、環境基準が公害規制の中心で、規制基準はその補助手段と考えがちですがそうではありません。
  • 「公害は社会的悪である。だから取締る必要がある。」
  • と考えると規制基準が当然公害規制の基準になります。
    公害規制を人や環境を守る事に基礎を置くか、産業活動の補助的修正原理に基礎を置くかの問題です。

    大気、水質、土壌三分野の法整備状況

    大気汚染防止法 規制基準 環境基準
    水質汚濁防止法 規制基準 環境基準
    土壌汚染防止法 規制基準(未整備) 環境基準(事後法の段階で止まっている。同法の環境基準の対象はカドミウム、シアン、六価クロムなど)